失敗しない教会結婚式の服装選び!男女別・立場別の正装とNGポイント

教会での結婚式は、一般の結婚式とは異なる独自の雰囲気と慣習があります。神聖な場所であるチャペルでの結婚式に参列する際は、適切な服装選びが特に重要になってきます。
ですが、「教会での結婚式に相応しい服装とは何?」「立場によって気をつけるべきポイントは違う?」など、多くの方が不安を感じているのではないでしょうか。
特に、一般の結婚式と同じ感覚で服装を選んでしまうと、思わぬマナー違反を起こしてしまう可能性があります。
本記事では、以下の内容について詳しく解説します。
・教会結婚式特有の服装マナーと基準
・男女別・立場別の正しい服装選びのポイント
・確実に避けたいNGポイントと対処法
教会結婚式に初めて参列される方はもちろん、両親や親族の立場の方まで、誰もが安心して参列できる服装選びのポイントを徹底解説します。ぜひ最後までお読みください。
教会結婚式ならではの服装の基本マナー

教会結婚式の服装を選ぶ際は、一般の結婚式以上に厳格なドレスコードを意識する必要があります。
神聖な礼拝の場所であり、キリスト教の儀式として執り行われる教会結婚式では、参列者一人一人の服装に細やかな配慮が求められます。
教会結婚式での服装の特徴とポイント
教会結婚式は、神の前で愛を誓う厳かな儀式として執り行われます。そのため、服装選びでは品格と敬虔さを重視する必要があります。
特に露出の多い服装は避け、控えめで上品な装いを心がけることが重要です。
肩や膝上が大きく露出するようなデザインは避け、必要に応じてストールやボレロを活用しましょう。また、光沢の強い素材や派手な装飾のついた服装も、教会での礼拝にはふさわしくありません。
シンプルながらも品格のある装いを心がけることで、厳かな雰囲気を保つことができます。
一般の結婚式との違いと注意点
一般の結婚式と比べて、以下の点により注意が必要です。
まず、華やかすぎる装いや派手な色使いは避け、落ち着いた雰囲気を大切にしましょう。教会内では帽子を脱ぐなど、キリスト教の作法にも配慮が必要です。
女性の場合、ミニ丈のドレスは避け、膝が隠れる程度の長さを選びましょう。
また、チャペル内は比較的天井が高く、空調の効きにも影響があるため、季節に応じた上着やストールの用意も必要です。
正礼装であっても、過度に華美な装飾は控えめにし、品のある装いを意識しましょう。
季節別の適切な素材と着こなし
春は、光沢を抑えたシルクやサテンなどの素材を選び、清楚な印象を大切にします。サテンを選ぶ場合も、マットな質感のものを選ぶようにしましょう。
夏場は、汗ジミの目立ちにくい素材選びが重要です。薄手の素材でも、裏地をしっかりと確認し、透け感には特に注意が必要です。クーラーの効いた室内では温度差も大きいため、羽織ものを用意することをお勧めします。
秋は、マットな質感のベルベットやジョーゼットなどの素材が適しています。光沢を抑えた上品な素材を選ぶことで、厳かな雰囲気に調和した装いが実現できます。
冬は、ツイードやウール素材を中心に選び、重厚すぎない上品な装いを心がけましょう。
時間帯による服装の使い分け
昼の結婚式と夜の結婚式では、求められる装いが異なります。
昼の結婚式では、淡い色味のドレスやスーツも許容されます。ただし、パステルカラーを選ぶ場合でも、落ち着いた色味を選ぶことが大切です。
夜の結婚式では、より格式の高い装いが求められます。ダークカラーを基調としながら、装飾や小物使いで品格のある華やかさを演出しましょう。
いずれの時間帯でも、教会という場所柄を考慮し、慎みのある服装を基本とすることを忘れないようにします。
男性ゲストの正装とドレスコード

男性の服装は、時間帯や立場によって求められる格式が変わってきます。教会結婚式では、一般の結婚式以上にフォーマル度の高い装いが求められるため、細部への配慮が重要となります。
フォーマルスーツの選び方
教会結婚式での基本の装いは、ダークスーツもしくはモーニングコートとなります。昼の結婚式では、モーニングコートがより望ましい選択肢となります。
特に、新郎の親族や主要なゲストの場合は、モーニングコートの着用を積極的に検討しましょう。
モーニングコートを着用する際は、グレーのストライプパンツ、白のウイングカラーシャツ、グレーのベスト、アスコットタイという組み合わせが基本となります。
一般ゲストの場合は、ダークスーツでの参列も十分に許容されます。夜の結婚式の場合は、ブラックスーツやダークスーツが正装となります。
シルエットは体にフィットしすぎないよう、適度なゆとりのあるものを選び、品格のある装いを心がけましょう。
適切な色とデザインの基準
スーツの色は、ブラック・ダークネイビー・ダークグレーを基本としましょう。
ブラックスーツは、どの時間帯の結婚式にも対応できる万能な選択肢となります。ダークネイビーは、昼の結婚式により適した色とされています。
柄物の場合は、シャドーストライプなど控えめなものを選び、華美な印象を避けましょう。
シャツは白の無地を基本とし、襟型はレギュラーカラーかセミワイドカラーが適切です。特に教会結婚式では、ボタンダウンシャツは避けるべきでしょう。
ネクタイは光沢を抑えた上品なデザインを選び、派手な柄や原色は避けます。シルク素材の無地やストライプ、小紋柄が好ましい選択となります。
小物使いのポイント
靴は黒の革靴を基本とし、つま先の尖りすぎないデザインを選びましょう。光沢のある革靴は避け、マットな質感の革靴が望ましいとされています。
靴下は黒か濃紺の無地を選び、素肌が見えない長さのものを着用します。カフスボタンやネクタイピンは、華美になりすぎないシンプルなデザインを心がけます。
時計も控えめなデザインを選び、スポーツタイプの時計は避けるようにしましょう。
マナーと着こなしの注意点
上着は会場内では常に着用し、ネクタイも緩めないよう注意が必要です。チャペル内では正しい姿勢を保ち、上着のボタンは適切に留めておきましょう。
立ち座りの多い結婚式では、スーツのシワにも気を配る必要があります。事前にスーツのプレスを行い、清潔感のある装いを維持することが大切です。
ポケットに物を入れすぎると型崩れの原因となるため、必要最小限の荷物にとどめましょう。汗をかきやすい方は、替えのワイシャツを用意しておくことをお勧めします。
女性ゲストの服装選びのポイント

女性の服装は、教会結婚式特有のドレスコードと一般的なマナーの両方に配慮する必要があります。特に露出や色使い、装飾の度合いなど、細やかな注意点が多いため、しっかりと確認していきましょう。
ドレスの長さと形の選び方
教会結婚式では、ドレスの丈や露出度に特に気を配る必要があります。膝下丈からミモレ丈が最も推奨され、ミニ丈は避けるべきとされています。
肩や背中、腕の露出が多いデザインは、ストールやボレロで適切にカバーすることが重要です。
ノースリーブのドレスを選ぶ場合は、必ず羽織ものを用意しましょう。デコルテ(胸元)の開きすぎているドレスも避け、控えめな印象を心がけます。
タイトすぎるシルエットも避け、動きやすく品のある適度なゆとりのあるデザインを選びましょう。
避けるべき色と推奨カラー
教会結婚式では、特に色選びが重要となります。白やアイボリーは花嫁の色とされているため、メインカラーとしては避けるべきです。
原色や極端に鮮やかな色、光沢の強い素材も控えめにしましょう。
推奨される色には、以下のようなものがあります。
・パステルトーン(水色、ピンク、ラベンダーなど)
・落ち着いた深みのある色(ネイビー、ボルドー、モスグリーンなど)
・ベージュやグレーなどのニュートラルカラー
ブラックは、夜の結婚式であれば問題ありませんが、昼の場合は少し重たい印象となる可能性があります。
アクセサリーと小物の選び方
アクセサリーは控えめな装いを基本とし、派手な装飾は避けましょう。パールやシンプルなデザインのジュエリーが、教会結婚式には最適です。
ネックレスは、胸元の開き具合に合わせて長さを選びます。イヤリングやピアスは大ぶりなものを避け、上品な小ぶりのものを選びましょう。
バッグと靴のコーディネート
バッグは小ぶりのクラッチやハンドバッグが基本となります。チェーンバッグを選ぶ場合は、チェーンが派手すぎないものを選びましょう。
靴はヒールの高すぎないパンプスが望ましく、つま先の開いたサンダルは避けます。ヒールの高さは5〜7センチ程度が理想的で、長時間の着用も考慮して選びましょう。
季節と時間帯による調整
春夏は、素材の軽やかさを意識しつつ、透け感には十分注意します。秋冬は、ベルベットやレースなどの素材を活用し、季節感のある装いを心がけます。
昼の結婚式は、明るめの色調を選べますが、華やかすぎない配色を心がけましょう。夜の結婚式では、より落ち着いた色調や光沢のある素材を選ぶことができます。
ただし、どの季節・時間帯でも、教会という場所柄を考慮し、品格のある装いを心がけることが大切です。
両親・親族の立場別服装ガイド

両親や親族の服装は、一般ゲスト以上に格式の高い装いが求められます。立場や役割に応じた適切な装いを選ぶことで、教会結婚式の厳かな雰囲気を引き立てることができます。
花婿・花嫁の両親の正装
母親の服装は、結婚式全体の品格を左右する重要な要素となります。花嫁の母親は、留袖ではなくドレスを選ぶことが一般的です。
教会結婚式では特に、上品で落ち着いた色味のフォーマルドレスを選ぶことが望ましいとされています。
花婿の母親は、花嫁の母親の装いと調和を取りつつ、少し控えめな印象のドレスを選びましょう。両家の母親は、事前に連絡を取り合い、色味や形状が極端に異なることがないよう調整することが推奨されます。
父親は、モーニングコートの着用が基本となります。特に花婿の父親は、息子と同様のモーニングコートを着用し、統一感のある装いを心がけましょう。
親族の服装選びのポイント
兄弟姉妹は、新郎新婦の親族として、一般ゲストよりも格式高い装いが求められます。男性の兄弟は、可能な限りモーニングコートを選択することが望ましいです。
女性の姉妹は、華やかすぎない上品なドレスを選び、教会の雰囲気に調和した装いを心がけましょう。おじ・おばなど、近い親族も、一般ゲストよりも格式の高い装いを意識します。
年代別の適切な装い
50代以上の女性は、年齢に応じた品のある装いを心がけましょう。若すぎる印象のデザインは避け、落ち着いた色味と上品なシルエットを選びます。
ジャケット付きのアンサンブルドレスは、幅広い年代で着こなせる安定した選択肢となります。40代以下の女性は、比較的自由度が高いものの、教会という場所柄を考慮した装いを心がけます。
装いのポイントと注意点
両親や親族の装いは、式全体の雰囲気に大きな影響を与えます。過度な装飾や華美な装いは避け、品格のある装いを基本としましょう。
ドレスの丈は、膝下からロング丈を選び、露出を控えめにします。アクセサリーは、パールや控えめなジュエリーを中心に選びましょう。
準備と当日の配慮
衣装は早めに準備し、必要な調整を済ませておくことが重要です。当日の移動や式の流れを考慮し、動きやすさにも配慮しましょう。
予備の靴下やストッキング、汗拭きシートなども用意しておくと安心です。特に写真撮影が多い立場となるため、見栄えと機能性のバランスを意識した装いを心がけることが大切です。
絶対に避けたい服装のNGポイント

教会結婚式では、一般の結婚式以上に避けるべき服装やマナーが存在します。
神聖な場所での儀式にふさわしくない装いは、式全体の雰囲気を損ねる可能性があるため、しっかりと確認しておきましょう。
タブーとなる色とデザイン
まず、絶対に避けるべき色使いについて解説します。白やアイボリーは花嫁の色とされているため、メインカラーとしての使用は避けましょう。
純白のドレスや白を基調としたスーツは、花嫁の装いを妨げる可能性があるため、控えることが重要です。
原色や極端に鮮やかな色も、教会の厳かな雰囲気にそぐわないため避けるべきです。
また、以下のようなデザインも避けるべきとされています。
・過度な透け感のある素材の使用
・派手な光沢や装飾が目立つデザイン
・カジュアルすぎる印象を与える素材や形状
・極端な着丈(ミニ丈やマキシ丈)
失敗しやすい服装の特徴
参列者がつい陥りやすい服装の失敗例をご紹介します。露出が多すぎるデザインの選択は、最も多い失敗の一つです。
肩や背中、腕の露出が多いドレスは、必ず適切な羽織ものを用意しましょう。デコルテ(胸元)の開きすぎているドレスも、教会での礼拝にはふさわしくありません。
また、体のラインを強調しすぎるタイトなデザインも避けるべきです。
マナー違反となる着こなし
形式的には問題ない服装でも、着こなし方によってマナー違反となる場合があります。
ストールやボレロを適切に着用せず、露出の多い状態で参列するのは避けましょう。
男性の場合、以下のような着こなしはマナー違反となります。
・上着を脱いだ状態での参列
・ネクタイを緩めた状態
・ワイシャツの袖をまくること
・スニーカーなどカジュアルな靴の着用
季節や時間帯による注意点
季節や時間帯によって、特に気をつけるべきポイントが変わってきます。夏場は、冷房による温度差を考慮し、薄手の羽織ものを必ず用意しましょう。
冬場は、コートやジャケットを着用する際も、フォーマル感を損なわない選択が必要です。夜の結婚式では、カジュアルな印象の服装は特に避けるべきです。
立場別の避けるべきポイント
両親や親族は、特に以下のような装いを避ける必要があります。
・若々しすぎるデザインの選択
・カラードレスでの原色の使用
・過度な装飾や派手なデザイン
・光沢の強すぎる素材の使用
一般ゲストは、以下のような装いを避けましょう。
・カジュアルすぎる服装
・スポーティーな要素の入った服装
・華美な装飾や派手な色使い
・フォーマル度の低い服装
まとめ
教会結婚式に相応しい服装を選ぶには、一般の結婚式以上に細やかな配慮が必要です。
神聖な場所での儀式にふさわしい装いを心がけることで、結婚式をより厳かで美しいものにすることができます。
服装選びの重要なポイントを、もう一度確認しておきましょう。
まず、露出の多い服装は避け、品格のある控えめな装いを基本とします。また、華美な装飾や派手な色使いは控え、落ち着いた雰囲気を大切にしましょう。
立場や時間帯によって求められる格式は異なりますが、いずれの場合も慎みのある服装を心がけることが大切です。
男性は、フォーマルスーツやモーニングコートで、女性は、適度な丈のドレスで参列しましょう。
両親や親族は、一般ゲスト以上に格式の高い装いが求められます。
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