チャペルで叶える感動の人前式!流れ・費用・演出アイデアを徹底解説

純白のチャペルで、大切な人たちに見守られながら愛を誓い合う——。そんな憧れの結婚式を、より自由に、より感動的に実現できるのが「チャペルでの人前式」です。近年、多くのカップルから支持を集めているこのスタイルは、伝統的な形式に縛られることなく、おふたりらしい結婚式を叶えることができます。
宗教色を気にせず、ゲストと心を通わせながら進める人前式。厳かな雰囲気のチャペルという舞台で行うことで、より一層思い出深いセレモニーとなります。さらに、キリスト教式と比べて費用面でも優位性があり、予算を抑えながらも理想の結婚式を実現できる可能性が広がります。
本記事では、チャペルでの人前式について、基本的な概要から具体的な進行の流れ、費用の相場、そして感動的な演出のアイデアまで、徹底的にご紹介していきます。
チャペル人前式とは?

人前式の基本と特徴
人前式は、神父や神主ではなく、列席されたゲストの皆様を証人として、新郎新婦が愛を誓い合う結婚式のスタイルです。宗教的な儀式や形式にとらわれることなく、おふたりの想いを自由に表現できることが最大の特徴です。
一般的な結婚式では、特定の宗教や伝統に基づいた形式に従う必要がありますが、人前式ではそうした制約から解放されます。例えば、誓いの言葉は定型文を使う必要がなく、おふたりの気持ちを素直に伝える言葉を選ぶことができます。また、式の進行についても、伝統的な形式に縛られることなく、自由にアレンジが可能です。
しかし、この「自由」は決して「カジュアル」を意味するわけではありません。むしろ、ゲストの皆様の前で交わす誓いには、深い意味と重みがあります。列席者一人一人が結婚の証人となり、新郎新婦の新しい人生の船出を祝福する——そんな温かみのある形式だからこそ、多くのカップルの心を掴んでいるのです。
チャペルという選択
では、なぜその舞台として「チャペル」を選ぶのでしょうか。その理由は主に以下の3つに集約されます。
1.チャペルが持つ特別な空間性
高い天井、純白の内装、ステンドグラスから差し込む光——こうした要素が醸し出す厳かな雰囲気は、人生の大切な節目にふさわしい特別感を演出してくれます。
2.写真映えの良さ
チャペルの建築美と光の演出は、思い出の一枚一枚をより印象的なものにしてくれます。特に、バージンロードでのシーンや誓いのシーンは、チャペルならではの美しさを引き立てます。
3.設備の充実度
多くのチャペルには、結婚式に必要な音響設備や照明設備が整っています。また、楽器や演出用の備品なども充実していることが多く、様々な演出プランを実現しやすい環境が整っています。
人前式ならではの魅力
チャペルでの人前式には、他のスタイルにはない独自の魅力があります。
まず、おふたりとゲストの距離の近さです。キリスト教式では牧師が、神前式では神主が中心となって進行しますが、人前式ではゲストの皆様が主役の一人となります。結婚の証人として参加していただくことで、より一体感のある温かい雰囲気を作り出すことができます。
また、式の内容を細部まで自由にカスタマイズできる点も大きな魅力です。例えば、誓いの言葉は既存の形式にとらわれず、おふたりの想いを素直に表現できます。また、音楽や照明、装飾などの演出面でも、より多彩な選択肢の中から、おふたりらしい要素を選んでいただけます。
さらに、進行役(式司会)の選択肢も広がります。専門の司会者に依頼することはもちろん、親しい友人や家族に依頼することも可能です。身近な方に進行を任せることで、より親密で心のこもった式となることでしょう。
チャペル人前式の進行と演出

基本的な進行の流れ
チャペル人前式の基本的な進行は、厳かな雰囲気の中で行われます。一般的な流れをご紹介しましょう。
新郎入場から式の開始
まず、ブライダルマーチとともに新郎が入場します。チャペルの静寂な空気の中、凛々しい姿で祭壇前へと進みます。両親やベストマンの付き添いでの入場が一般的ですが、一人での入場も可能です。
続いて、華やかなウェディングマーチが流れ、純白のドレスに身を包んだ新婦が入場します。バージンロードを歩む瞬間は、結婚式の中でも最も印象的な場面となります。伝統的には父親の付き添いですが、母親や兄弟、両親での付き添いなど、様々な形式が選べます。
式の進行役による開式の言葉で、結婚式が正式に始まります。人前式では、専門の司会者だけでなく、親しい方に進行役を依頼することも可能です。
誓いの言葉と証明書への署名
新郎新婦それぞれが誓いの言葉を述べます。人前式の大きな特徴は、定型文にとらわれず、心からの想いを自由に表現できる点です。互いへの愛や感謝の気持ち、将来への誓いなど、おふたりらしい言葉で思いを伝えることができます。
続いて、結婚証明書への署名を行います。新郎新婦に加え、証人として選ばれた方々も署名します。この証明書は法的な効力を持つものではありませんが、結婚の誓いを形として残す大切な儀式です。
指輪の交換と祝福
永遠の愛の象徴として、お互いに指輪を交換します。リングボーイやリングガールに指輪を運んでもらうなど、可愛らしい演出を取り入れることも可能です。
その後、列席者を代表して証人の方から祝福の言葉をいただきます。通常は、おふたりにとって特別な存在である方にお願いします。
新郎新婦からは、両家の親御様やゲストの皆様への感謝の気持ちを伝えます。人前式では、より自由な形で感謝の言葉を述べられます。
最後に、ブライダルマーチとともに新郎新婦が退場します。このとき、フラワーシャワーやバルーンリリースなど、華やかな演出を加えることができます。
感動的な演出のアイデア
チャペルでの人前式では、様々な演出を取り入れることができます。ここでは、特に人気の高い演出アイデアをご紹介します。
音楽による演出
チャペルの素晴らしい音響効果を活かした音楽演出は、式全体の雰囲気を大きく左右します。パイプオルガンの荘厳な音色は、チャペルならではの厳かな雰囲気を演出します。定番のブライダルマーチだけでなく、おふたりの思い出の曲をアレンジして演奏することも可能です。
聖歌隊による合唱も人気の演出です。天使の歌声のような美しいハーモニーは、チャペルの雰囲気と見事に調和します。入場シーンや誓いのシーンで、より感動的な雰囲気を作り出すことができます。
また、ピアノやバイオリンなどの生演奏も効果的です。クラシック楽器の温かみのある音色が、式を優雅に彩ります。友人やプロのミュージシャンに演奏を依頼することで、より心のこもった演出となります。
光の演出
チャペルの建築美を活かした光の演出も、印象的なシーンを作り出します。午前中から昼過ぎにかけては、ステンドグラスからの自然光が空間を幻想的に彩ります。時間帯に合わせて、この美しい光を効果的に取り入れることができます。
キャンドルサービスも定番の演出です。おふたりの愛を象徴する「誓いのキャンドル」に、それぞれの手元のキャンドルから火を灯します。二つの炎が一つになる様子は、二人の人生が一つになることを象徴する美しい演出となります。
重要なシーンでのスポットライト演出も効果的です。特に誓いの言葉を述べる際のライティングは、場面の緊張感や感動を高めます。光の強さや色味を調整することで、より印象的な演出が可能です。
参加型の演出
人前式ならではの、ゲストと共に作り上げる参加型の演出も魅力的です。結婚指輪をゲストの皆様に順番に回していただく「リングリレー」は、一人一人の想いを込めていただける素敵な演出です。最後に新郎新婦の元に届いた指輪には、全員の祝福の気持ちが込められています。
退場時のフラワーシャワーも人気の演出です。ゲストの皆様から花びらのシャワーを浴びることで、幸せな門出を祝福していただけます。生花や造花、フェザーなど、様々な素材から選ぶことができます。
チャペル前でのバルーンリリースも印象的です。おふたりの愛と幸せが天高く舞い上がっていく様子を、ゲストと共に見送る心温まる演出となります。
装飾的な演出
会場装飾も、チャペルの雰囲気を引き立てる重要な要素です。バージンロードには、季節の花々やキャンドルを配置することで、より華やかな空間を演出できます。また、チャペルの建築美を活かしたフラワーアーチやガーランドなども、写真映えする装飾として人気があります。
証明書や誓約書を飾り付けた専用のボードを用意し、署名シーンをより印象的に演出することもできます。また、チャペルの入り口やロビーには、ウェルカムスペースを設けることで、より温かみのある雰囲気を作り出すことができます。
チャペル人前式の費用

費用の相場と内訳
チャペルでの人前式にかかる費用は、規模や演出の内容によって大きく異なります。ここでは、一般的な相場と具体的な内訳をご紹介します。
基本的な挙式料金
チャペルでの人前式の基本料金は、15万円から30万円程度が一般的です。
この中に含まれるもの
– 会場使用料(10万円~20万円)
– 基本演出費(3万円~5万円)
– 進行スタッフ料(2万円~5万円)
立地や規模、時期によって料金は変動します。
追加で必要となる主な費用
– 衣装代(20万円~40万円)
– 写真・映像(15万円~30万円)
– 装花代(10万円~20万円)
これらは、選択する内容や品質によって価格が大きく変わってきます。
演出オプションの費用
追加で必要となる主な費用
– 衣装代(20万円~40万円)
– 写真・映像(15万円~30万円)
– 装花代(10万円~20万円)
これらは、選択する内容や品質によって価格が大きく変わってきます。
基本プラン以外の演出を加える場合
– 音楽演出では、パイプオルガン演奏(5万円~10万円)
– 聖歌隊(10万円~15万円)
– 生演奏(3万円~8万円/人)
これらは、大変人気です。
照明演出について
– スポットライトの追加(2万円~5万円)
– キャンドルサービス(3万円~5万円)
参加型演出
– リングリレー用小物(1万円~2万円)
– フラワーシャワー(2万円~4万円)
– バルーンリリース(3万円~5万円)
などを取り入れることができます。
全体の費用感
50名規模の人前式を行う場合、基本的な内容で150万円前後、充実した演出を加えると200万円前後の費用となるのが一般的です。ただし、平日や早朝、夕方以降のプランを選択することで、かなりの費用削減が可能です。
理想の人前式を実現するための準備

半年~1年前の準備
会場選び
チャペルの雰囲気や設備、アクセス、収容人数などを考慮して選定します。人気の会場は1年前から予約が埋まり始めるため、早めの見学・予約をおすすめします。この際、以下の点に特に注目すると良いでしょう。
– 自然光の入り方や照明設備
– 音響設備の充実度
– 控室やメイクルームの設備
– 写真撮影スポットの豊富さ
– 雨天時の対応プラン
日程調整と基本プラン選択
季節や曜日によって料金が大きく変動します。また、ゲストの参加しやすさも考慮して日程を決定します。基本プランの選択時には、含まれるサービスと別途必要となる費用を明確に確認しましょう。
3~6ヶ月前の準備
衣装選びと演出プランの決定
ドレスやタキシードの試着・選定を行い、同時に小物類やアクセサリーも検討します。演出面では、音楽や照明、装花などの具体的な内容を決めていきます。特に人前式ならではの演出を取り入れる場合は、この時期にしっかりと相談することが重要です。
誓いの言葉と式次第の検討
人前式の核となる誓いの言葉の作成を始めます。形式張った言葉は避け、心からの言葉で気持ちを伝えることを意識しましょう。また、式全体の流れや、証人を務めていただく方の選定も行います。
1~2ヶ月前の準備
最終打ち合わせとリハーサル準備
会場との最終確認を行い、当日のスケジュールや必要な備品を確認します。リハーサルの日程調整も行い、参加者との調整を進めます。演出に使用する小物類の準備も、この時期に進めていきます。
2週間前~当日
最終確認とリハーサル
実際の会場でリハーサルを行い、特に入場シーンや誓いのシーン、退場シーンなど、重要な場面での立ち位置や動きを入念に確認します。人前式ならではの演出がある場合は、この段階でしっかりと確認しておくことが大切です。当日の段取りやスケジュール、持ち物、参加者の役割なども、細かい点まで最終確認を行います。
前日まで
衣装の最終確認や、当日の持ち物の準備を行います。特に誓いの言葉を読み上げる際に使用する原稿や、演出に使用する小物類の準備は念入りに行いましょう。
当日
通常、挙式の2時間前には会場入りします。この時間を使って、衣装への着替えやヘアメイク、写真撮影などを行います。人前式の場合、進行役や証人の方々との最終確認も必要となりますので、余裕を持った時間設定が重要です。
人前式を成功させるためのアドバイス
誓いの言葉へのこだわり
人前式の中心となる誓いの言葉は、おふたりの想いを最も直接的に表現できる大切な要素です。以下のポイントを意識して準備しましょう。
– 心からの言葉で素直に気持ちを伝える
– 長すぎず、かつ具体的な内容を心がける
– 読み上げる際の間の取り方まで意識する
– 必要に応じて複数回の推敲を重ねる
ゲストとの一体感づくり
人前式の特徴は、ゲストと共に作り上げる温かい雰囲気にあります。ゲストの参加機会を適度に設けることで、より思い出深い式となります。
写真・映像の残し方
チャペルの荘厳な雰囲気を活かした写真撮影のポイントを、カメラマンとしっかり打ち合わせておきましょう。特に以下の点に注意を払うと良い結果が得られます。
– 自然光とステンドグラスの光を活かしたショット
– バージンロードでの印象的なシーン作り
– 誓いの言葉を交わす瞬間の感動的な切り取り方
– 退場時の祝福の様子の記録
まとめ:理想の人前式を実現するために
チャペルでの人前式は、伝統的な形式に縛られることなく、おふたりらしい結婚式を実現できる素晴らしい選択肢です。厳かな雰囲気と自由な演出の組み合わせは、必ずや思い出深いセレモニーとなることでしょう。
成功のカギは、以下の3点に集約されます。
1. 十分な準備期間の確保
早めに準備を始めることで、より多くの選択肢の中から最適なプランを選ぶことができます。特に人気会場の確保や、演出の細部の詰めには時間的な余裕が必要です。
2. 明確なビジョンの共有
おふたりが描く理想の式の姿を、関係者全員としっかりと共有することが大切です。特に進行役や演出スタッフとの綿密な打ち合わせが、スムーズな進行の鍵となります。
3. ゲストへの配慮
人前式は、ゲストの皆様と共に作り上げる温かい形式です。参加しやすい日程の設定や、適度な参加型演出の採用など、ゲストへの配慮を忘れずに計画を進めることが大切です。
この記事で紹介した情報を参考に、おふたりらしい素敵な人前式を実現していただければ幸いです。チャペルという厳かな空間で、大切な人々に見守られながら愛を誓い合う—それは、きっと一生の宝物となる素晴らしい思い出となることでしょう。
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