チャペルでの【新郎入場曲35選!】感動的な式を演出するBGM選びのコツ

チャペルでの結婚式において、新郎の入場シーンは参列者の記憶に深く刻まれる大切な瞬間です。厳かな雰囲気の中、新郎が一歩一歩進む姿は、結婚式という人生の門出にふさわしい感動的なシーンとなります。このシーンをより印象的に演出する上で、入場曲の選択は極めて重要な要素となります。

適切な入場曲を選ぶことで、新郎の魅力を引き立てるだけでなく、会場全体の雰囲気を盛り上げ、参列者の心に残る感動的な瞬間を作り出すことができます。しかし、数多くある楽曲の中から最適な1曲を選ぶのは、決して簡単なことではありません。

本記事では、以下の内容について詳しく解説します。

結婚式という特別な日を、音楽の力でより素晴らしいものにするために、ぜひ最後までお読みください。

チャペルでの新郎入場曲の選び方

音楽で演出する新郎入場の意味

チャペルでの新郎入場は、結婚式の幕開けを飾る重要なセレモニーです。入場曲には新郎の人柄や、結婚式全体の雰囲気を表現する大切な役割があります
洋楽や邦楽、クラシックなど、ジャンルを問わず自由に選べる新郎入場曲ですが、その選択には十分な検討が必要です。

チャペルという神聖な空間で行われる結婚式では、入場曲を通じて厳かさや祝福の想いを表現することができます。同時に、新郎新婦らしさを演出する機会でもあるため、お二人の好みや個性を反映させることも大切です。

会場の雰囲気との調和を考える

チャペルの広さや天井の高さ、内装のデザインなどは、音楽の響き方に大きく影響します。天井が高く、残響の多いチャペルでは、音の輪郭がはっきりとした曲調が効果的です。逆に、こじんまりとした空間では、繊細で優しい音色の曲が心地よく響きます。

装飾やお花の雰囲気との調和も重要なポイントです。純白を基調とした清楚な装飾には、ストリングスの優雅な音色が映えます。ナチュラルテイストの装飾には、アコースティック楽器の温かみのある音色がよく合います。

新婦の入場曲とのバランス

新郎の入場曲は、続いて行われる新婦の入場曲との関係性も考慮する必要があります。二つの曲には、なんらかのつながりを持たせることで、式全体の一体感が生まれます。同じ作曲家の異なる楽曲を選んだり、同じ楽器編成の曲を選んだりすることで、自然な流れを作ることができます。

ただし、新郎と新婦の入場曲があまりにも似てしまうと、それぞれの個性が薄れてしまう可能性があります。適度な共通点を持ちながら、異なる印象を与えられる選曲を心がけましょう。

季節や時間帯による選曲のポイント

結婚式の季節や時間帯によって、チャペル内の光の差し込み方や空気感は大きく変化します。春や夏の明るい陽射しの中では、爽やかで軽やかな曲調が映えます。秋や冬の柔らかな光の中では、温かみのある落ち着いた曲調が効果的です。

また、午前中の澄んだ空気感には清々しい曲調を、夕暮れ時の幻想的な雰囲気には情感豊かな曲調を合わせることで、より印象的な入場シーンを演出することができます。時間帯ごとの光の変化も、選曲の重要な要素として考慮に入れましょう。

定番の新郎入場曲10選

クラシックの名曲5選

チャペルの厳かな雰囲気にふさわしい、格調高いクラシック音楽をご紹介します。これらの曲は長年にわたって愛され続けている定番曲で、チャペルの神聖な雰囲気をより一層引き立てます。

1.「威風堂々」第1番(エルガー作曲)

堂々とした曲調で、新郎の男らしい入場を演出できます。明るく華やかな印象を与えながらも、厳かさも併せ持つ楽曲です。

2.「アヴェ・マリア」(シューベルト作曲)

優雅で美しい旋律が特徴的な名曲です。弦楽器のアレンジメントで、より柔らかな印象での入場が可能です。

3.「戴冠式行進曲《王冠》」(ウォルトン)

壮麗で祝祭的な雰囲気で、壮大な響きで特別な瞬間をより一層引き立てる楽曲としておすすめです。

4.夜想曲(ショパン)

穏やかなピアノのメロディが、新郎の堂々とした入場を引き立てます。また、クラシック音楽特有の品格があり、神聖なチャペルの雰囲気に調和します。

5.「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(モーツァルト作曲)

軽やかで優美な曲調が特徴で、明るい雰囲気での入場に適しています。クラシックに馴染みが薄いゲストにも親しみやすい曲です。

オーケストラアレンジの人気曲5選

現代の楽曲をオーケストラアレンジしたものも、新郎入場曲として人気があります。クラシカルな雰囲気を保ちながら、現代的なエッセンスを取り入れることができます。

1.「Perfect」(Ed Sheeran)のオーケストラバージョン

愛の喜びを優雅に表現した楽曲で、ストリングスのアレンジが印象的です。若いゲストにも親しみやすい選択肢です。

2.「Can’t Help Falling in Love」(Elvis Presley)のオーケストラバージョン

エルヴィス・プレスリーの名曲を、クラシカルな編成でロマンチックに仕上げたバージョン。やわらかな響きがチャペルにぴったりです。

3.「Tale As Old As Time」(Beauty and the Beast)

ディズニー映画の名曲をオーケストラアレンジで。メルヘンチックな雰囲気を演出できます。

4.「A Thousand Years」(Christina Perri)のオーケストラバージョン

映画「トワイライト」の挿入歌として有名な楽曲です。壮大なオーケストラアレンジが感動的な入場を演出します。

5.「All of Me」(John Legend)のオーケストラバージョン

現代のラブソングの代表作を、クラシカルにアレンジした版です。洗練された雰囲気を演出できます。

曲の長さと編集ポイント

定番曲を選ぶ際は、曲の長さと構成にも注目が必要です。新郎の入場シーンは通常1分半から2分程度で行われるため、原曲をそのまま使用するのではなく、適切な長さに編集する必要があります。

楽曲の盛り上がりの部分を中心に使用し、自然な始まりと終わりを持たせることが重要です。特に曲の終わり方は、次の新婦入場への橋渡しとなるため、綺麗にフェードアウトできるよう考慮しましょう。

定番曲を選ぶメリット

定番曲には、多くの結婚式で使用されてきた実績があるという大きな利点があります。音響スタッフが扱い慣れているため、音量や音質の調整が安定して行えます。また、多くのゲストにとって聞き覚えのある曲であれば、より親しみやすい雰囲気を作ることができます。

ただし、定番曲を選ぶ場合でも、アレンジを工夫したり、編集ポイントを工夫したりすることで、オリジナリティを出すことは可能です。お二人らしさを表現しながら、安定感のある演出を実現できるのが、定番曲を選ぶ大きな魅力といえるでしょう。

新郎の個性を活かした入場曲選び

洋楽ロック&ポップス7選

個性的な入場シーンを演出したい方に向けて、チャペルでも映える洋楽の選曲例をご紹介します。クラシカルな編曲にアレンジすることで、チャペルの雰囲気を損なうことなく、新郎らしさを表現できます。

1.「Marry You」(Bruno Mars)

明るく軽快なリズムが特徴的な楽曲です。オーケストラアレンジにすることで、チャペルでも違和感なく使用できます。

2.「Perfect 」(Ed Sheeran

ミディアムテンポのバラードで、落ち着いた雰囲気が印象的な曲です。その感動的なメロディは新郎新婦やゲストに深い印象を与えてくれます。

3.「Imagine」(John Lennon)

平和と愛を歌ったこの名曲は、チャペルの雰囲気にも自然に溶け込みます。ピアノを中心としたアレンジがおすすめです。

4.「Wonderful Tonight」(Eric Clapton)

優しい曲調と美しいメロディが特徴的です。ギターの音色を活かしたアレンジで、温かみのある入場シーンを演出できます。

5.「Your Song」(Elton John)

ロマンチックな歌詞と優しいメロディが魅力のバラード。ピアノを中心としたアレンジにすれば、しっとりとした雰囲気を作れます。

6.「Here Comes The Sun」(The Beatles)

明るく希望に満ちた曲調が特徴です。アコースティックギターを中心としたアレンジで、爽やかな入場を演出できます。

7.「Viva La Vida」(Coldplay)

壮大なストリングスと印象的なメロディが特徴で、華やかな入場シーンを演出できます。特に広い会場での使用することで、ゲストも楽しめる雰囲気を作り出すことができます。

邦楽おすすめ曲7選

日本の楽曲も、適切なアレンジを施すことで素敵な入場曲となります。歌詞の内容を理解できる邦楽は、より深い感動を参列者と共有することができます。

1.「糸」(中島みゆき)

運命の出会いを歌った名曲です。ストリングスアレンジで、より洗練された雰囲気に仕上げることができます。

2.「TSUNAMI」(サザンオールスターズ)

壮大なメロディが印象的な楽曲です。オーケストラアレンジにすることで、チャペルにふさわしい格調の高さを演出できます。

3.「ありがとう」(いきものがかり)

感謝の気持ちを素直に表現した楽曲です。アコースティックアレンジで、温かみのある入場シーンを創出できます。

4.「虹」(福山雅治)

希望に満ちた歌詞と美しいメロディが特徴です。ピアノを中心としたアレンジがチャペルの雰囲気によく合います。

5.「Everything」(MISIA)

力強く愛を歌い上げる楽曲です。ストリングスアレンジにすることで、より格調高い雰囲気を演出できます。

6.「明日への手紙」(手嶌葵)

優しい歌声と心温まる歌詞が特徴的です。オーケストラアレンジで、より印象的な入場シーンを作り出せます。

7.「小さな恋のうた」(MONGOL800)

素直な愛の歌を、クラシカルにアレンジすることで、新鮮な印象を与えることができます。

曲調とテンポの選び方

個性的な曲を選ぶ際は、チャペルでの入場にふさわしいテンポや曲調を考慮することが重要です。通常、新郎の入場では、BPM(1分間の拍数)が80〜100程度の中庸なテンポの曲が適しています。

また、曲の展開や盛り上がりも重要なポイントです。入場開始から着席までの間に、自然な盛り上がりを持つ曲を選ぶことで、印象的なシーンを演出することができます。あまりテンポが速すぎたり、激しい展開があったりする曲は、チャペルの厳かな雰囲気を損なう可能性があるため、注意が必要です。

歌詞の意味を考慮した選曲

個性的な曲を選ぶ際も、歌詞の内容には十分な注意を払う必要があります。結婚式という特別な場面にふさわしい歌詞であることはもちろん、参列者全員で共有できる普遍的なメッセージ性を持っているかどうかも重要な判断基準となります。

特に邦楽の場合は、歌詞の内容が直接伝わるため、より慎重な選曲が求められます。「愛」「希望」「感謝」「幸せ」などのポジティブなメッセージを持つ楽曲を選ぶことで、より意味のある入場シーンを演出することができます。

シーン別おすすめ入場曲

格式高いチャペル向け5選

伝統的で格式高いチャペルでの挙式では、空間の雰囲気に調和する選曲が求められます。由緒ある建築空間では、クラシカルで荘厳な楽曲を選ぶことで、より印象的な入場シーンを演出できます。

1.「トランペット・ヴォランタリー」(クラーク作曲)

荘厳なトランペットの響きが、格式高い空間にふさわしい厳かな雰囲気を作り出します。天井の高いチャペルでは、金管楽器の音色が美しく響き渡ります。

2.「水上の音楽」より”アレグロ・デチーゾ”(ヘンデル作曲)

バロック音楽の気品ある雰囲気が、伝統的なチャペルの雰囲気と見事に調和します。オーケストラ全体の豊かな響きが印象的です。

3.「アダージョ」(アルビノーニ作曲)

深い感動を呼ぶ美しい旋律が特徴的です。ストリングスの優美な音色が、神聖な空間をより印象的に演出します。

4.「エンディミオンの夢」(ドリゴ作曲)

繊細かつ優雅な旋律が、格調高い空間に華やかさを添えます。弦楽器の美しい響きが心に響きます。

5.「レクイエム」より”ラクリモーサ”(モーツァルト作曲)

厳かで神聖な雰囲気を持つ楽曲です。荘厳な合唱とオーケストラの調和が、格式ある空間によく映えます。

カジュアルな雰囲気向け5選

カジュアルなチャペルやリラックスムードを演出したい場合は、親しみやすい旋律を持つクラシックやライトな曲調がおすすめです。

1.「Jupiter」(ホルスト作曲)

明るく希望に満ちた曲調が、カジュアルな雰囲気のチャペルによく合います。荘厳さと親しみやすさを併せ持つ楽曲です。

2.「G線上のアリア」(バッハ作曲)

優しい旋律が印象的で、リラックスした雰囲気を演出できます。弦楽器の温かみのある音色が心地よく響きます。

3.「アマリリス」(ギス作曲)

軽やかで明るい曲調が、カジュアルな空間の雰囲気を引き立てます。フレッシュな印象の入場シーンを演出できます。

4.「パッヘルベルのカノン」(パッヘルベル作曲)

親しみやすい旋律と優しい曲調が特徴です。多くの人に愛される名曲で、温かな雰囲気を作り出せます。

5.「愛の挨拶」(エルガー作曲)

優美で温かみのある曲調が、アットホームな雰囲気のチャペルにぴったりです。心温まる入場シーンを演出できます。

少人数婚向けの選曲ポイント

少人数での挙式では、より親密な空間演出が可能です。大編成のオーケストラ曲よりも、室内楽的なアレンジの曲を選ぶことで、温かみのある雰囲気を作ることができます。

ピアノソロや弦楽四重奏といった、小編成のアレンジを活用することで、空間に合った音量と質感を実現できます。また、親しい人々との挙式だからこそ、新郎新婦の想いがより直接的に伝わる楽曲を選ぶことも検討しましょう。

国際結婚での選曲アドバイス

国際結婚の場合は、双方の文化的背景を尊重しながら、両家族が共に楽しめる選曲を心がけましょう。それぞれの国の伝統音楽をアレンジしたものや、世界的に親しまれているクラシック音楽、ポップスなどが適しています。

また、言語の違いを超えて感動を共有できる楽器演奏の曲を選ぶことも一つの方法です。特に、オーケストラやピアノの演奏は、文化や言語の壁を越えて、普遍的な感動を伝えることができます。

入場曲を成功させるテクニック

曲の長さと編集のポイント

入場曲の演出を成功させるためには、適切な曲の長さと編集が重要です。新郎の入場シーンは通常1分30秒から2分程度で行われるため、楽曲の印象的な部分を効果的に使用することが成功のカギとなります。

編集の基本的な流れは以下の通りです

また、扉の開閉のタイミングや、入場から着席までの所要時間を考慮した編集も必要です。曲の盛り上がりと入場の動作が自然に調和するよう、事前に動きの確認をすることをおすすめします。

音量や音質の調整について

チャペル内での音響バランスは、参列者全員の印象を左右する重要な要素です。特に以下の点に注意が必要です

リハーサルでの確認事項

本番での失敗を防ぐため、リハーサルでは以下の点を必ず確認しましょう

当日のタイミング合わせのコツ

本番当日は、様々な要因で予定通りに進まないことも考えられます。そのため、以下のような対応策を準備しておくことをおすすめします


まとめ

チャペルでの新郎入場は、結婚式の幕開けを飾る大切なセレモニー。
入場曲の選択には、チャペルの雰囲気や空間特性、新婦の入場曲とのバランス、季節や時間帯など、様々な要素を考慮する必要があります。

定番のクラシック曲から個性的な現代曲まで、幅広い選択肢の中から、お二人らしさを表現できる1曲を見つけることが理想的です。

また、曲の長さや音量の調整、リハーサルでの入念な確認など、技術的な面にも注意を払うことで、より印象的な入場シーンを演出することができます。

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